地域連携カリキュラム×ブランディング授業
地元高校生と企業が生み出す、貝塚の“未来のソウルフード” 地域連携カリキュラム×ブランディング授業ディレクション事例をご紹介します。
大阪府立貝塚高校 × 貝塚地域ブランド推進協議会による、地域連携プロジェクト。貝塚市の活性のために、未来を担う若い世代の力を借りて地域を盛り上げたい。そんな想いから始まったプロジェクト。ゴールは、“貝塚の新名物”を高校生が考え、地元飲食店で実現すること。この挑戦に、私たちは「ブランディングの授業設計・進行」という形で参加させていただきました。
プロジェクトの概要
対象: 大阪府立貝塚高校 3年生
連携: 貝塚地域ブランド推進協議会/地元飲食店「うどんダイニングよさこい」様
目標: 地元の魅力を活かした“新ソウルフード”を生徒が開発し、実際にメニューとして販売できるまでにブラッシュアップする。
弊社の役割: 授業設計・ブランディング指導・アイデアの具体化サポート
授業構成:アイデアを「カタチ」にするプロセス
授業は全5回。私たちが特に大切にしたのは、「考える→伝える→形にする」までをリアルに体験してもらうこと。
- アイデア出し(自由な発想を引き出すワーク)
- ターゲット設定の考え方(誰のために?を明確に)
- キャッチコピーのつくり方(想いを言葉にする力)
- プレゼンシートのつくり方(伝えるための設計)
- プレゼン発表会(実現へ向けた最初の一歩)


はじめての“現場”。だけど、熱量は本物でした。
生徒の皆さんとは、初対面。ブランディングの授業も、普段の教科とはまったく違う内容。最初は緊張した空気が流れていましたが、ディスカッションが進むにつれて、笑顔や積極的な発言がどんどん増えていきました。
「伝える前に、空気をつくる」これは私たちが大切にしているコミュニケーションの基本です。どんな場面でも相手の表情や反応を丁寧に読み取り、今ここにある“熱”を引き出すこと。
それは、学校でもビジネスでも同じです。
最終プレゼン:想像を超える、彼らのアイデア
最終回では、各チームが開発したメニューをプレゼン。ユニークな発想、美味しそうなネーミング、プレゼンでの表現方法…。私たちによっては、初めての高校の授業です。毎度授業を終えるたびに、本当に伝わったのか、毎度気になって反省会をしていました。しかし、プレゼンでは想像以上に考えられていて、それぞれの個性が表現され「本当に伝わったんだ」と胸が熱くなる瞬間でした。
この中のひとつのメニューは、実際に「うどんダイニングよさこい」様で採用され、商品化へむけてさらにブラッシュアップ。生徒たちのアイデアが、まちの“味”になる。
教育×地域×ブランディング——「共創」から生まれる力
このプロジェクトは、私たちにとっても挑戦でした。
教育現場、行政、地域企業が力を合わせる。その中で、即興力や柔軟性が問われる場面も多々ありましたが、最終的にはすばらしい“共創の着地点”へたどり着くことができました。
最後の授業後、先生が生徒に向けて語った「ありがとう」という言葉には、想いが詰まっていました。本音で語ること、自分の言葉で伝えることの力を、改めて実感した場面でした。
こんな方におすすめです
- 地域や学校と連携した「人を育てる」プロジェクトを構想中の方
- 教育現場に、社会とつながるリアルな授業を導入したい方
- 若者のアイデアを実際の事業につなげたいと考えている企業様
- ブランディングや伝え方の力を育むプログラムに興味がある教育関係者様
アイデアには、未来を動かす力があります。
それを「どう伝え、どう形にするか」。私たちは、共創のプロセスを楽しみながら、しっかりと伴走します。
新しい価値を生み出す教育プログラム、ぜひご一緒しませんか?まずはお気軽にご相談ください。
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